榎本日記

OT3年目がなんやかんや生きていく話

転職エージェントとコンタクトをとった話【後編】

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なぜ犬の写真?

前回のお話は【前編】をどうぞ。

【前編】より、自身のミスから転職への道が半ば閉ざされた榎本。
しかし、彼女は諦めていなかった!(暇だからね)

次なる1手としてB社(仮名)へのコンタクトを取ることにした榎本であった,,,

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B社もA社同様、第2新卒に強いエージェントであり、
CMとかにもちょいちょい出てくるわりと有名なエージェントさんであった。

A社と違うのは事前連絡はメールだけで終わるとこであり、
自分の経歴やら、面談可能日を送信してからは面談日確定のお返事メールが来るのみであり、あとは面談日を待つのみであった。

ちなみに面談はオンライン可能であり、(都市だったら対面も可能)
梨がおいしい地域在住の榎本は当然のごとくオンライン面談を希望した。

さて、面談当日。
もう榎本の中では「病気のことバレたらあかん!」で頭いっぱいであった。「ご病気はおありですか?」「いいえ」「通院はされていますか?」「いいえ」「お薬はのm「いいえ」。よし、予行演習はばっちりだ。

大学入学時から愛用しているPCで指定されたアプリを起動。いざ、面談。

画面上にはエージェントさんであるB氏の姿が映っていた。若そうなお兄さん。いかにも「学生時代は野球に情熱を注いでいました!」と言い出しそうなスポーツ感。さあ、お兄さん。迷える新卒半年を導いておくれ。

以下、お兄さん(B氏とする)と榎本のやりとり

B:「(面談予約ありがとうと自己紹介的な会話)」

榎:「こちらこそよろしくお願いしますぅ」

B:「じゃあ早速なんだけど転職したいって思う理由を簡単にでもいいんで教えてもらえますか?」

榎:「はい、実は云々、、、」

この時私は病気休暇中であることを隠しながら、業務内容が自分としては合っていないのではないかということと、家の事情のこともあり地元への転職を検討していること、でも今の職場の環境は良く、福利厚生も人間関係も問題ないため転職を迷っていることをざっくり話した。

B:「なるほど。分かりました。まあそういうことなら今すぐ転職しちゃっても良いとは思いますけどね~」

榎:「えっ、そうなんですか?」

私はてっきり「環境が悪くないなら今のとこでがんばれよ。まだ半年やんか」的なことを言われると思っていた。実際周囲からは言われてたし、自分でも思うし。
しかし、まさか「今すぐしても良い」と言われるとは思わなんだ。

B:「ええ。大事なのは2,3年後ですから」

榎:「2,3年後?」

B:「2,3年後どうしていたいかです。結婚して家事を頑張りたいのか。キャリアを積んでバリバリ働きたいのか、地元に戻っていたいのか。榎本さんの場合地元での就職を考えてるなら今すぐ戻るのもありですよ。」

ええええええええまじでぇ~~?じゃあ戻っちゃうよ???
予想外のエージェントの話に2,3年後どころか明日の自分も描けない榎本は転職に対する意識が変わりかけていた。わい、転職しちゃうんか?

しかし大事な問題が残っている!!

榎:「でも、まだ働いて半年ですけど、どんくらい働いたらなんか”良い”とかあるんですかね?」

そう!早期退職問題!!

半年しか働けなかったペーペーっに行く先はあるのか!!!???
教えてくれ!!

B:「それは社会的にってこと?」

榎:「そうです」

B:「まあ社会的に言えば3年だけど、1年働いたってのと2年働いたってのって実際そんなに大きな違いはないし、まあでも続けれるなら続けれるだけ良いみたいなところあるし、でも榎本さんは業務内容にしんどさを抱えているならとりあえず1年目指して頑張るのもありだと思うよ。(なんかこんな感じのようなことを伝えてくれた。あまり覚えていないがもっと色んなことを教えてくれた。でも覚えてない。ごめんなさい。覚えてる限りはこんなだった)」

榎:「1年、、、ですか、、、」

B:「そう。1年働いたら1年働いた人しか見えない世界があるし、3年働いたら3年働いた人にしか見えない世界があるから。1年の世界を見てからまた転職考えるのもいいと思うよ」

転職ゴリ押しされると思ってたらなんか人生のアドバイスをくれるじゃないかB氏よ。
ちょっと生きる希望が出てきたよB氏。ありがとうB氏。
なんか知らないうちにタメ語になってるけど。

このあともB氏は現在の転職業界のあれこれや世の中の職種の大まかな分類、榎本さんにはこんな職種が合ってる気がする~など、様々なことを教えてくださった。

そして最後に

B:「覚えておいてほしいことは転職はいつでもできるってことです」

という一言を残してくださった。

約30分の面談が終了し、「また何か転職で動きたくなったら連絡ください」と社用の連絡先をいただいた。アフターサービスも充実だ。

こうしてB社とのコンタクトは無事終わりを迎えた。

榎本自身B氏との会話から「転職しよう!」という覚悟は生まれなかったが、「いつでもできるならもっと楽な気持ちで今の職場と向き合えるかもしれないな」と思えるようになった。なんか気持ちが楽になった。
本当にありがとうB氏。

しかし、一つ気になることがある。もし私がB氏に「実はいま病気休暇中なんですが、、、」と言ったらB氏はどう対応してくれたのであろう?

言わなかったときと同様に「それでもいつでも転職できますよ」と言うのか、それとも「じゃあ転職は無理ですね」と言うのか、それともそれとも,,,,,,

まあ考えてもしょうがない。とにかく私は今すんなりと「私今病気で仕事休んでて、、、」と言い出しにくい社会にいるのだ。それだけは覚悟していかねば。

社会は簡単には変わらないので、隠せるだけ隠してみせるわよ。

休暇後、榎本がどのような選択をするのか、乞うご期待。