榎本日記

OT3年目がなんやかんや生きていく話

自分で自分を傷つけるのはもう終わりにしたいんスよ

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昨日、週一回の上司との面談があった。

 

「困ったことはないか」「今週一週間をどう過ごすか」など当たり障りもない質問に答えていった。そこまでは本当になんでもなかった。いや、その先も別になにもないっちゃなにもないんだけど。

 

一通り面談が終わったあと、上司が「外に行こう」と行った。よく分からんが着いて行った。

 

外に出て、上司が言った。
「社会に出ると挨拶ができるということはアドバンテージになります。」

 

うん。知ってます。挨拶、大事ですよね。心で語った。

 

上司「じゃあ私、向こうから歩いてくるので榎本さん挨拶してみてください」

 

そうして私は向かってくる上司に挨拶をした。深く考えなかった。深く考えてしまうとなんとなく悲しくなってしまう気がしたからだ。私はできるだけ心を鈍感にした。

 

上司「うん。いいね。80点くらい」

 

80点。挨拶におけるこの点数が高いのか低いのかいまいち分からない。

その後、上司は私により良い挨拶の仕方を教えてくださった。声は思っているよりも大きく、会釈は腰から曲げる。などなど、、、

 

この上司は私が3ヶ月休暇を取って居た際、毎週末食事に誘ってくださり、私の話を沢山聞いてくれて、本当に尊敬できる方なのである。

 

今回も「社会人として自分がうまくやって行ける気がしない」と私が不安を口にしたことを覚えていてくださり、このような会を催してくださったのだ。

 

きっとそうだ、絶対そう。私が挨拶全然できてないとか、たぶんそういうことではない。いや、わからんけど、だって80点だし、できた上でさらにってことよ。たぶん。いや、ここまでくるともう自信がねえな。わかんねえや。

 

そして挨拶の練習をした。寒空の下。誰もいない駐車場で。もっと声を大きく、もっと、もっと、、、私はこなした。深く考えるともう立っていられなくなる気がした。

 

程なくして、秘密の特訓は終了した。リハビリ室に戻って帰りの時間になるまで私は仕事をしながら脳内にサンサーラを流していた。サビしか知らないのに。でも今の自分には一番しっくりくる曲だった。

生きて~る生きて~いる~~

 

もう、そんなんばっかじゃ~~~ん。