車購入奮闘記 情報収集編
序章はこちら↓
そんなこんなで車購入を決意したわけだ。
何からしたら良いのか分からんが、とりあえず父親と上司S(この人→11月から復帰するのでとりあえず職場の先輩と寿司を食べる )に連絡をした。
父親に連絡したのはおとんが車関係の仕事をしているため、なにか有益な情報をもらえるのでは?と思ったからだ。
上司Sに連絡したのは、彼が車に詳しいということでアドバイスをもらおうという思いがあったからだ。さらに言えば、職場内で唯一気楽に話せるSさんと、なんでもいいので繋がり続けていたいという新社会人のささやかな努力も含まれている。我ながら健気だ。
以上2人から情報を集めた結果、車を買うには次のステップを踏まなくてはならないということが判明した。
①気になる車をざっくり決める
②気になる車のカタログを販売店からもらう
③車を決める
④買う
ふむふむなるほど。
私はとりあえず②まで頑張った。
販売店に1人単身乗り込み「〇〇っていう車のカタログ欲しいんですけど,,,」と、ワックスできっちりと髪の毛を整えた営業のおにーさんにボソボソと言い、「〇〇という車種でしたらこちらもおすすめですよ」とダイ○ツの車のカタログを渡され、「えっ、ダイ○ツってト○タなの?」とパニックになり、逃げるように帰りながらも②まで頑張った。
あとは運命の1台を決め、買うだけだ。見えてきた終わりに私は高揚し、職場で「私、車買うんですよ!!」と、自らこの話題をぶっ込みに行くという、以前では考えられないような行動を起こしていた。職員の方々は「良かったね」「これでどこにでも行けるね」と一緒に喜んでくださった。
そんなとき役職者D氏が現れた。D氏はPTのお偉いさんである。知識量がピカイチで、Drからも一目置かれているすんごい方なのだ。
D氏 :「榎本さん、今も自転車で通っているの?」
榎本:「まだ自転車ですけど、私もうすぐ車買うんですよ!!」
D氏:「そうなん?買わんでええと思うで?」
ぬうん?
榎本:「そんなこと初めて言われました、、、」
D氏 :「ほお~、まあ文明の利器に頼ったら終わりやで?」
そんな、パソコンを目の前に書類を作成してる人に言われても、、、
その後、D氏は「買ったらあかんで?(笑)」というセリフを残し、颯爽と去って行った。
どうしてそんな純情な乙女心を揺さぶるようなことをいうのだろう。そんなこと言われたら「やっぱ買わなくてもいいかな☆」とか思っちゃうじゃないか。
元はと言えば周囲からの「車買わないの?」という質問をかわすために買うことを決意したわけで、車を運転することは乗り気ではなかった。
そんな中でのD氏からのアプローチ。
そんなの、、、アタシ、決められないよっっっ!!!!!
D氏という私の心をかき乱す男に惑わされながら、それでも榎本は車購入の道を進む。
惑わす男はD氏だけではないと知らずに、、、
続きを書くんじゃないかなと思ってる。